追悼
リチャード・ファーンズワース
Richiard
Farnsworth
1920〜2000
映画
『ストレイト・ストーリー』
で最高の演技を披露してくれた
リチャード・ファーンズワース。
「彼はこの役のために生まれてきた」と評する通りの素晴らしい演技でした。
そのファーンズワース氏が、惜しくも2000年10月6日、この世を去られてしまいました。
癌を苦にしての自殺と報道されています。
彼は、この 『ストレイト・ストーリー』
撮影時には、癌に侵されていたことになり、
それを押して出演されたということです。
2000年11月、待望のDVDソフトが発売されるに至り、
いまいちど観直してみると、彼のセリフの一つ一つが重く、また大きく
心の中に突き刺さり、彼の言葉、演技の一挙手一頭足が奥深いものに感じられます。
このページでは、ファーンズワース氏、最後のにして初の主演作品
『ストレイト・ストーリー』
を中心に、彼の軌跡をご紹介いたします。
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リチャード・ファーンズワース
1920年9月1日ロサンゼルス生まれ。少年時代からロデオ競技で生活費を稼ぎ、
1938年にゲイリー・クーパー主演
『マルコポーロの冒険』で乗馬の
スタントをつとめて映画界入りをし、『マルクス一番乗り』(37)
の
クライマックス・シーンなどに出演。
48年のハワード・ホークス監督の
西部劇 『赤い河』 以降スタント専業となる。
以降、『十戒』(56) 『愛情の花咲く樹』(57)
『胸に輝く星』(57)
『スパルタカス』(59)
で、モンゴメリー・クリフト
ヘンリー・フォンダ
カーク・ダグラスらの代役をつとめた。 また、TVシリーズ
『WILD BILL HICKOK』
では、5年間乗馬のスタントをつとめている。
ジョン・ウェイン主演の
『11人のカウボーイ』(71) で初めて
セリフのある役を得、ジェーン・フォンダ主演の
『カムズ・ア・ホースマン』(78)
で、アカデミー助演男優賞にノミネートされた。
1983年のカナダ映画 『グレイフォックス』
では実在の伝説的馬車強盗
”ビル・マイナー”
を好演し、高い評価を受けた。
その他、84年
『ナチュラル』(バリー・レビンソン)
90年
『黄昏のチャイナタウン』(ジャック・ニコルソン) 91年
『ミザリー』(ロブ・ライナー)
94年
『ゲッタウェイ』(ロジャー・ドナルドソン)などに出演。
99年、デヴィッド・リンチの
『ストレイト・ストーリー』
に初主演作として、出演。
主人公 ”アルヴィン”
役の演技を超えた名演で、ニューヨーク批評家協会賞主演男優賞
を受賞。2000年度アカデミー賞主演男優賞にもノミネートされた。
<<主な出演作>>
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生前の来日インタビューで、『ストレイト・ストーリー』
の中で一番好きなセリフは?
との問いに、「家出少女との夜の会話で
”一本の枝は脆く、すぐに折れてしまうが、
何本も束になると頑丈で折れない・・これが家族だよ。”
というセリフ。」
と答えていた彼の顔が凄く良い表情をしていました。
私の中では、劇中でクロスカントリーの選手たちとキャンプをするシーンで
「歳をとって得したことは、君たち若者より多く生きていること。
(歳をとって)嫌なことは、若いときを憶えていること。」
というセリフが
一番重みを感じました。
この作品は、まさしく彼の人生そのものではないでしょうか。
長時間に及ぶインタビューにも疲れた顔も見せず、
笑顔で接していたファーンズワース氏にただ、ただ涙です。
ご同行されたフィアンセの方と、東京見物もされたそうで、
その時の写真がDVDの特典に収録されていました。
皆さんも、このファーンズワース氏が、ほとんど
”地”
で演じている『ストレイト・ストーリー』
是非、もう一度ご覧になってください。
そして、”家族の大切さ””許すということ”
そしてそうした ”人の心の動き”
を感じとってみてください。
最後に心からご冥福をお祈りいたしましょう。
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produced
by "Rick"